先日あやうくLINEアカウントを乗っ取られる事件に出くわしました。
実は・・・同じタイミングで妻は乗っ取られてしまいました(泣)
あなたもまさか自分が??と思うかもしれませんが、誰にでも起こりうることなので、記事にしておきます。
Q.友だちからきたメッセージにうっかり反応して、暗証番号を教えちゃったの。そうしたらLINEのアカウントが使えなくなってしまって・・・ログインすらできず。
そうしたらいろんな友だちから「どうしたの?」とか「あれ本当にあなたなの?」って電話やらメッセージがたくさん来てしまって・・・もうパニック。どうしたらいいの?
A.ゴメン、今忙しいからまた後でね。(と妻に言ってしまいました。ゴメン)
(数分後)まずはね。二次被害を防ぐために、これだけやっといて!詳しいことはその後で!
詳しく書いていきますね。
まず最初にやること
LINE乗っ取りにあったら、まずやってほしいのは、
「自分がLINEを乗っ取られたとフェイスブックで友だちに伝えること」
慌てず、騒がず、怒らず、泣かずに落ち着きましょう。
LINEと一緒にフェイスブックをやっている人は多いかと思います。
そして、LINEでつながっている人はフェイスブックでも友だちになっている可能性が非常に高い。
なので、フェイスブックで自分のタイムラインに
「LINE乗っ取られた!私からLINEで何か聞かれても、何か買ってと言われても、ガン無視してね!」
と伝えること。
詐欺師の最終目的はあなたではなく、あなたの友だちをだましてお金を巻き上げることです。
では、フェイスブックをやっていない人はどうするか?
LINEでつながっていたと思いつく限りの人に、個別にスマホのショートメッセージサービス(SMS)で同じ内容を伝えてください。
しばらくすると、いろんな人からあらゆる手段で連絡が来ると思うので、そこでも落ち着いて対処しましょう。
こんな経緯でだまされた
今回のケースでは、LINEをやっていない友人からのフェイスブック・メッセンジャーが事件の始まりでした。
「今忙しい?」
こんなセリフでいきなりメッセージが来たのです。私はとあるセミナー受講の最中でした。
と、ぱっと見、もっともらしいことが書いてあったのと、親しい友人からだったので、うっかり電話番号を教えてしまいます。
すると、詐欺師は、何かLINEの管理画面からその電話番号を入力したのでしょう。
すぐにLINEからメッセージが2つ届きました。一つはSMS、一つはLINEで。
こちらがSMSの画面。
そしてこちらがLINEの画面。
ここに書いてあることをきちんと読めば、理解できるようになっているとは思うのですが、こちらは心の準備ができていない(笑)。じっくり、日本語を理解しようという気持ちになれていないのです。
友だちが困っている、という状況であれば「ま、いっか」となると思います。
私はここで「何かおかしいな・・・」と思って、連絡してきた友人にSMSで連絡してみました。
そうしたら案の定、こんな返事が。
やっぱりそうかと、思いとどまったので、すんでのところで、私は被害にあわずに済みました。
その5分後、妻から私の携帯にコールが・・・イヤな予感。。。。恐る恐る出てみると、
!!!
私とまったく同じ手口で、LINEから来た番号をフェイスブック・メッセンジャーで友人を装っている詐欺師に伝えてしまったというのです。
「LINEが使えない!!どうしたらいいの??」
妻はLINEを乗っ取られてしまいました。
はて・・・どうしたものか・・・
今、自分はセミナー受講中だったので、「また後でね。」と塩対応。本当にゴメンナサイ。
5分後に、とりあえず二次被害を出さないように、
フェイスブックでLINE乗っ取られた!、自分からのメッセージは全部無視して!とタイムラインに書き込んで!
とメッセージしました。
その後どうなったか?
その後妻は、すぐにフェイスブックでLINEを乗っ取られたと広く周知したために、妻の友だちがお金をだまし取られることはありませんでした。
が、共通の友人で同じく乗っ取りにあった人の友だちに被害が出てしまいました。
BitCashをコンビニで5万円分、買ってしまったそうです。
キッカケは?
後から被害の原因となった友人にSMSで確認すると、
- フェイスブックを乗っ取られていた
- LINEはやっていなかった
ということが判明。つまり一連の騒ぎは、LINEではなく、友人のフェイスブック・アカウントが乗っ取られたことが発端でした。
LINEをやっていない友だちでも、フェイスブックでの投稿をよく見る友人だと、勝手にLINEもつながっていると思ってしまいますよね?いちいち確認もしませんし。
その後の対処
2ヶ所に通報しました。
一つはLINEの問合せ窓口。こちらです。
フェイスブック・メッセンジャーでの詐欺師とのやりとりと、私のLINE画面上の画面キャプチャを添えて。
LINEは数時間くらいで返信をくれました。
妻のスマホで、これまでのアカウントを作成し直してLINEにログインできました。
ただし、トーク履歴、友だちリストは消えているので、友だち登録はし直す必要があります。
ただ相手のLINEにはあなたとのトーク履歴が残っているので、相手からすると違和感なく、これまで通りやり取りができます。
もう一つはフェイスブック。パソコンからです。
乗っ取られた友だちのプロフィール画面を開きます。
「報告」をクリック。
「◯◯さんを助けたい」を選択して次へ。
「誰かがこの人のアカウントに不正アクセスしていると思う」を選択して次へ。
「◯◯さんに知らせる」をクリック。以上です。
なお、私自身もはじめての体験だったので多少あたふたしましたが、こんなキーワードで検索して情報を集めました。
グーグル先生にはこう聞け!
友だちがLINEを乗っ取られたときの対策は
LINEから来る友だちからのメッセージが、どうも怪しい!と思ったら、LINE以外の手段で「これ本当にあなた?」と聞いて下さい。
詐欺師の目的は、友だちではなく、あなたからお金をだまし取ることですから、心しておきましょう。
そして、これまでに書いた、自分が乗っ取られたときの対処の仕方を教えて、二次被害を出さないように協力してあげましょう。
それと、けっして友だちに「なんてことしてくれたんだ!」と感情に任せてメッセージしないように。
あなたの友だちも、好きでアカウントを乗っ取られたわけではありませんし、あなたがいつ、友だちの立場になるかもしれませんからね。
乗っ取られないための予防策
アカウント乗っ取りの被害にあわないために、LINE、フェイスブックなどSNS全般について、以下のことを心がけましょう。
- 友だちであっても、SNSで「電話番号」「認証番号」は基本教えない
- 教えそうになったら、一回思いとどまって、別の手段(SMS、直電など)で連絡、確認する
- 生年月日や、名前など想像しやすいパスワードを避ける
- 同じパスワードを複数のサービスで使いまわさない
- パスワードを定期的に変える
「なんだ、当たり前のことじゃん」と思いましたか?でも、どれだけできていますか?
まとめ
「LINE乗っ取り」、まさか自分が引っかかるなんて・・・と油断しないでくださいね。
どんなに親しい友だちでも、「電話番号」や「認証番号」など超プライベートな情報を教えて、というメッセージは伝える前に一呼吸おきましょう。
そして、教える前に別の手段で友だちに連絡してみてください(SMS、直電、メールなど)
最悪乗っ取られた場合も慌てずに。
詐欺師の目的はあなたではなく、あなたの友だちからお金をだまし取ることです。
二次被害を防ぐためにまずは、FBでLINEを乗っ取られたことを広く周知しましょう。
そして、LINEに通報。フェイスブックにも通報してください。
しばらくはいろいろな人から、いろんな方法で連絡が来ると思いますが、「迷惑かけてゴメンね」と、冷静に、ていねいに伝えましょう。
LINEアカウントの復帰は、LINEから連絡を待ってゆっくりやればOKです。
それとあなたの友だちが同じ被害にあったら、解決に協力してあげましょう。
苦手なITは一人で悩むな!
LINE乗っ取りは、中年向け「オレオレ詐欺」です。そして被害はあなたではなく、あなた以外に及びます。
決して慌てず、恥ずかしがらずに、被害を最小限にすることに努めましょう。いざというときにはご相談ください。
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